最終更新日 2025年8月22日
Nintendo Switchの購入を検討している方にとって、「有機ELモデル」と「通常モデル」のどちらを選ぶかは大きな悩み。
有機ELモデルは鮮やかな画面や改良された機能が魅力ですが、価格は通常モデルより高め。

この記事では、画面サイズ、画質、機能、価格、メリット・デメリットを徹底解説していきます。
さらに、実際のプレイヤーの声や選び方のコツも盛り込みました。
最後まで読めば、あなたのニーズに合ったSwitchがきっと見つかります!
目次
Nintendo Switch 有機ELモデルと通常モデルの基本的な違い
Nintendo Switchには、大きく分けて「有機ELモデル」「通常モデル」「Liteモデル」の3種類があります。
この記事では、特に有機ELモデルと通常モデルに焦点を当てて比較します。
以下に、両モデルの主なスペックを表でまとめました。まずは全体像を把握しましょう。
項目 | 有機ELモデル | 通常モデル |
---|---|---|
画面サイズ | 7.0インチ(有機EL) | 6.2インチ(液晶) |
本体重量 | 約420g(Joy-Con装着時) | 約398g(Joy-Con装着時) |
保存容量 | 64GB | 32GB |
ドック | 有線LAN端子付き | 有線LAN端子なし(別売りアダプター必要) |
スタンド | フリーストップ式 | 固定式 |
価格(定価) | 37,980円(税込) | 32,978円(税込) |
カラーバリエーション | ホワイト、ネオンブルー/レッド、マリオレッド | ネオンブルー/レッド、グレーなど |
この表から、有機ELモデルは画面サイズ、保存容量、ドックの機能、カラーバリエーションなどで通常モデルを上回る点が多いことがわかります。
しかし、価格差は約5,000円。
では、具体的にどんな違いがあるのか、以下で詳しく見ていきます。
有機ELモデルと通常モデルの違いを詳細に解説
ここでは、有機ELモデルと通常モデルの違いを、ディスプレイ、機能、デザイン、価格の観点から掘り下げます。
どのポイントがあなたにとって重要かを考えながら読み進めてください。
1. ディスプレイの違い:有機EL vs 液晶
有機ELモデル最大の特徴は、名前の通り「有機ELディスプレイ」を採用している点です。
通常モデルは「液晶ディスプレイ」を搭載していますが、この違いはゲーム体験に大きな影響を与えます。
有機ELディスプレイは、自発光方式により黒が深く、コントラストが鮮明。

実際にプレイした感想として、有機ELモデルでは草木の緑や空の青がより鮮やかに感じられ、没入感がアップします。
たとえば、ゼルダの広大なハイラルフィールドを探索する際、遠くの山や川のグラデーションがよりリアルに映し出され、冒険のワクワク感が増しました。
一方、通常モデルの液晶ディスプレイは、バックライトを使用するため黒の表現がやや薄く、コントラストも控えめ。
ただし、テレビモードでプレイする場合は、テレビの画質に依存するため、ディスプレイの違いは関係ありません。
4Kテレビを使えば、どちらのモデルも高画質で楽しめます。
さらに、有機ELモデルは画面サイズが7.0インチ(通常モデルは6.2インチ)と大きいのもポイント。
ベゼル(画面の縁)が狭くなり、見た目の印象も大きく異なります。
携帯モードやテーブルモードでプレイする機会が多い方には、有機ELモデルの大画面がおすすめです。
2. 保存容量:64GB vs 32GB
有機ELモデルは本体保存容量が64GBで、通常モデルの32GBの2倍。
ダウンロード版のゲームやDLCを多く保存する方には、この差は大きいでしょう。
たとえば、『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』は約14.4GB、『スプラトゥーン3』は約6GB、『モンスターハンターライズ』は約12GBの容量が必要です。

私の場合、通常モデルで『ゼルダ』と『マリオカート8』をインストールしただけで、残容量が10GB以下になり、microSDカードの購入を余儀なくされました。
もちろん、microSDカードで拡張可能ですが、初期投資を抑えたい場合は64GBの有機ELモデルが有利です。
ただし、256GBのmicroSDカードは約5,000円~8,000円で購入できるため、価格差を考えると通常モデル+microSDカードの組み合わせも魅力的。
これなら、有機ELモデルとの価格差を埋めつつ、さらに大容量を確保できます。
3. ドックの機能:有線LAN対応
有機ELモデルのドックには、有線LAN端子が標準搭載されています。
一方、通常モデルは有線LAN接続には別売りのLANアダプター(約1,500円)が必要です。
『スプラトゥーン3』や『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』のようなオンライン対戦ゲームでは、ラグが勝敗を左右します。

実際に、有線LANで『スプラトゥーン3』をプレイした際、Wi-Fi時にたまに発生していたラグがほぼ解消され、快適にバトルを楽しめました。
ただし、Wi-Fi環境が十分に安定している場合や、オンライン対戦をあまりしない方には、この差はあまり影響しないかもしれません。
私の自宅では、Wi-Fi 6対応のルーターを使っているため、通常モデルでも大きな問題はありませんでした。
しかし、ルーターが古い場合や、複数のデバイスでWi-Fiを共有している環境では、有線LANの恩恵を強く感じるでしょう。
4. スタンドの改良:フリーストップ式 vs 固定式
有機ELモデルの背面スタンドは、フリーストップ式を採用。
角度を自由に調整でき、安定感も向上しています。

一方、有機ELモデルはしっかり固定でき、プレイに集中できます。
この改良は、テーブルモードをよく使う方に特に嬉しいポイントです。
5. スピーカーの音質
有機ELモデルはスピーカーの設計が見直され、密閉型を採用。
音質が向上し、携帯モードやテーブルモードでのサウンドがクリアに聞こえます。
特に、アクションゲームやRPGのBGMがより臨場感を持って楽しめるのが魅力。

ヘッドフォンや外部スピーカーを使う場合は差が気になりませんが、直接本体から音を出す機会が多い方は有機ELモデルの方が満足度が高いでしょう。
たとえば、『あつまれ どうぶつの森』をプレイした際、有機ELモデルでは環境音やBGMがより鮮明に聞こえ、島の雰囲気をより深く味わえました。
波の音や鳥のさえずりが立体的で、ゲームの世界に引き込まれます。
6. 価格とカラーバリエーション
有機ELモデルの定価は37,980円(税込)、通常モデルは32,978円(税込)と、約5,000円の差があります。
この価格差に見合う価値があるかどうかは、あなたのプレイスタイル次第です。
また、有機ELモデルにはホワイトやマリオレッドなどの限定カラーが用意されており、デザインにこだわる方には魅力的。

通常モデルもネオンブルー/レッドやグレーなどカラーバリエーションは豊富ですが、ホワイトは有機ELモデル限定。
マリオレッドは『スーパーマリオ オデッセイ』ファンにはたまらないデザインです。
7. バッテリー持続時間:違いはある?
意外と見落とされがちなのが、バッテリー持続時間の違いです。
実は、有機ELモデルと通常モデル(2019年以降の改良版)のバッテリー性能はほぼ同じ。
どちらも約4.5~9時間で、ゲームの種類や設定(画面の明るさなど)によって変動します。

ただし、差は微小で、モバイルバッテリーを使えば気になりません。
なお、2017年発売の初代通常モデルはバッテリー持続時間が2.5~6.5時間と短いので、中古購入を検討している方は注意が必要です。
モデル番号(HAC-001-01)が改良版かどうかを確認しましょう。
有機ELモデルと通常モデルのメリット・デメリット
ここでは、両モデルのメリットとデメリットを整理し、どちらがどんな人に適しているかを明確にします。
有機ELモデルのメリット
✅鮮やかな画質:有機ELディスプレイにより、色彩が鮮やかでコントラストが高い。携帯モードやテーブルモードでの没入感が向上。
✅大きい画面:7.0インチの大画面で、ゲームの世界がより広く感じられる。細かなディテールも見やすい。
✅大容量:64GBの保存容量で、ダウンロード版ゲームを多く保存可能。初期投資を抑えたい人に便利。
✅有線LAN対応:ドックにLAN端子が標準搭載。オンライン対戦が安定し、ラグを軽減。
✅改良されたスタンド:フリーストップ式で角度調整が自由。テーブルモードが快適。
✅音質の向上:密閉型スピーカーで、クリアなサウンドを楽しめる。BGMや効果音が臨場感たっぷり。
✅限定カラー:ホワイトやマリオレッドなど、デザインにこだわる人向けの選択肢。
有機ELモデルのデメリット
✅価格が高い:通常モデルより約5,000円高い。予算を抑えたい人には負担。
✅重量:約420gと、通常モデル(約398g)より22g重い。長時間の携帯モードでは差を感じる場合も。
✅焼き付きリスク:有機ELディスプレイは、長時間同じ画面を表示すると焼き付きの可能性がある。ただし、通常の使用ではほぼ問題なし。
通常モデルのメリット
✅価格が安い:約5,000円安く、初期費用を抑えたい人に最適。浮いたお金でソフトやアクセサリー購入可能。
✅軽量:約398gで、有機ELモデルより軽い。携帯モードでの持ち運びに有利。
✅十分な性能:テレビモードでは有機ELモデルと性能差なし。テレビ中心のプレイなら十分。
✅microSDで拡張可能:容量不足は安価なmicroSDカードで解決できる。
通常モデルのデメリット
✅画面サイズが小さい:6.2インチで、有機ELモデルより見劣りする。細かな文字やディテールが見づらい場合も。
✅画質の差:液晶ディスプレイはコントラストや発色が控えめ。携帯モードでの没入感がやや劣る。
✅保存容量が少ない:32GBでは、ダウンロード版ゲームを多く保存する場合に不足しやすい。
✅スタンドの不安定さ:固定式スタンドは角度調整不可で、倒れやすい。テーブルモードに不向き。
✅有線LAN非対応:別売りのアダプターが必要で、追加コストがかかる。
どっちがおすすめ?プレイスタイル別ガイド
有機ELモデルと通常モデル、どちらを選ぶかはプレイスタイルや予算によって異なります。
以下に、どんな人にどちらが適しているかをまとめました。
有機ELモデルがおすすめな人
✅携帯モード・テーブルモードをよく使う人:大画面と鮮やかな画質がゲーム体験を向上。『ゼルダ』や『あつ森』を外でプレイするなら断然こちら。
✅オンライン対戦を楽しむ人:有線LAN端子で安定した通信環境を構築可能。ラグを気にする方におすすめ。
✅デザインにこだわる人:ホワイトやマリオレッドに魅力を感じるなら有機ELモデル一択。
✅大容量を求める人:64GBのストレージは、ダウンロード版を多く使う方に便利。
✅音質にこだわる人:密閉型スピーカーで、ゲームのBGMや効果音を高品質で楽しみたい方。
通常モデルがおすすめな人
✅テレビモード中心の人:テレビの画質に依存するため、有機ELのメリットは活きない。価格を抑えたいなら通常モデルで十分。
✅予算を抑えたい人:約5,000円安く、浮いたお金でゲームソフトやアクセサリーを購入可能。
✅軽さを重視する人:22gの差は小さいが、長時間持ち運ぶなら軽い方が快適。
✅microSDカードを活用する人:容量不足はmicroSDで解決できるため、32GBでも問題なし。
実際のプレイヤーの声:体験談から見る違い
私自身、両モデルを実際に使って比較してみました。
また、ネット上のレビューや友人からの意見も参考に、リアルな声を紹介します。
携帯モードで『マリオカート8』をプレイした際、有機ELモデルの画面の鮮やかさに驚きました。
特に、コースの背景やキャラの色がくっきり映り、視覚的な楽しさがアップ。
友人も「有機ELだとレースの臨場感が全然違う!虹色ロードがめっちゃ映える!」と興奮していました。

一方、テレビモードでプレイする場合は、両モデルで違いを感じませんでした。
テレビの性能に依存するため、4Kテレビを使えばどちらも美しい映像を楽しめます。
テレビ中心の友人は「通常モデルで十分。5,000円安いなら『マリオパーティ スーパースターズ』買うよ」と話していました。
テーブルモードではスタンドの差が顕著で、複数人で『スーパーマリオパーティ』をプレイした際、通常モデルのスタンドが倒れそうになりました。

また、Xでのユーザーの声(2025年8月時点)を見ると、「有機ELの画面は一度見ると戻れない」「通常モデルでもテレビなら十分」といった意見が分かれます。
プレイスタイルによって評価が異なるため、自分の使い方を想像しながら選ぶのが重要です。
購入前に知っておきたいポイント
有機ELモデルと通常モデルを選ぶ際、スペック以外の注意点も知っておくと安心です。
以下に、購入前にチェックすべきポイントをまとめました。
1. 中古購入の注意点
通常モデルには、2017年発売の初代モデル(バッテリー持続時間2.5~6.5時間)と2019年改良モデル(4.5~9時間)があります。
中古で購入する場合、モデル番号(HAC-001-01)を確認し、改良モデルを選ぶのがおすすめ。
有機ELモデルは2021年発売のため、バッテリー性能は一貫していますが、Joy-Conのドリフト問題(スティックの誤入力)は両モデルで可能性があるため、保証付きの購入が安心です。
2. アクセサリーの互換性
有機ELモデルと通常モデルのJoy-Con、ドック、周辺機器は基本的に互換性があります。
たとえば、通常モデルのJoy-Conを有機ELモデルに装着可能。
ただし、有機ELモデルのドックはLAN端子付きなので、オンライン重視ならドックごと買い替える価値があります。

3. 保護フィルムやケースの選び方
有機ELモデルは画面サイズが7.0インチのため、通常モデル(6.2インチ)用の保護フィルムやケースは使えません。
購入時は「有機ELモデル専用」と記載された商品を選びましょう。
HORIの有機ELモデル用保護フィルムは貼りやすく、指紋もつきにくいのでおすすめ。
よくある質問(FAQ)
最後に、「Switch 有機EL 違い」に関するよくある質問をまとめました。
購入前に気になる点を解消しましょう。
Q1. テレビモードでの画質は違う?
いいえ、テレビモードでは両モデルとも同じ画質です。
出力はテレビの性能に依存するため、有機ELのメリットは活きません。
テレビ中心なら通常モデルで十分です。
Q2. 有機ELモデルの焼き付きは心配?
有機ELディスプレイは、長時間同じ画面を表示すると焼き付きのリスクがあります。
ただし、通常のゲームプレイではほぼ問題ありません。
長時間のメニュー画面表示を避ければ安心です。
私の場合、2年間使っても焼き付きは発生していません。
Q3. 通常モデルのドックを有機ELモデルで使える?
はい、互換性があります。
ただし、有線LAN端子は有機ELモデルのドックにしかありません。
逆に、有機ELモデルのドックに通常モデルをセットすることも可能です。
ドックのデザインも少し異なり、有機ELモデルは白を基調としたスタイリッシュな見た目です。
Q4. 子供や初心者にどちらがおすすめ?
子供や初心者なら、価格が安い通常モデルがおすすめ。
テレビモードや軽いゲーム中心なら、画質や容量の差は気になりにくいです。
ただし、携帯モードで長時間遊ぶなら、有機ELモデルの方が目に優しく、画面も見やすいです。
まとめ:あなたに最適なSwitchはどっち?
Nintendo Switchの有機ELモデルと通常モデルの違いを、ディスプレイ、機能、価格、メリット・デメリットの観点から徹底比較しました。
携帯モードやテーブルモードを多用し、鮮やかな画質や安定したスタンド、クリアな音質を求めるなら、有機ELモデルがおすすめ。
オンライン対戦を重視する方にも、LAN端子の搭載は魅力的です。

約5,000円の価格差をゲームソフトやアクセサリーに充てるのも賢い選択です。
たとえば、『マリオカート8 デラックス』は約5,000円なので、通常モデルを選べばソフト1本分をほぼカバーできます。
あなたのプレイスタイルや予算に合わせて、最適なモデルを選んでください!