最終更新日 2025年8月7日
Nintendo Switch 2(以下、Switch2)が2025年6月に発売され、ゲームファンの間で話題沸騰中です。
特に、「SDカードは本当に必要?」「どの容量を選べばいい?」「従来のmicroSDは使える?」といった疑問が、XやRedditなどのSNSで飛び交っています。

この記事では、Switch2のSDカード(microSD Express)の必要性をプレイスタイル別に分析し、容量選びの目安、おすすめ製品、購入時の注意点、そしてストレージ管理の裏技まで徹底解説します。
目次
Switch2のSDカードは必要?プレイスタイルで判断する
Switch2の本体ストレージは256GB(実用容量は約200GB)で、初代Switchと比べると大幅に増量されています。
しかし、2025年の新作ゲームは1本あたり20GB~50GB以上を占めることもあり、ストレージ不足は現実的な問題です。
以下、SDカードが必要なケースと不要なケースをプレイスタイル別に整理しました。
SDカードが必要なユーザー
以下のいずれかに当てはまる方は、microSD Expressカードの購入を強くおすすめします。
✅ダウンロード版ゲームを多用する人:パッケージ版(キーカード)とは異なり、ダウンロード版は全て本体ストレージに保存されます。たとえば、『ゼルダの伝説 新たなる冒険』(38.5GB)や『ファイナルファンタジーVII リメイク』(49.8GB)は1本で大きな容量を占めます。
✅大型AAAタイトルをプレイする人:Switch2は高画質化が進み、『サイバーパンク2077 Switch2版』(52.3GB)のような大容量ゲームが増加。4~5本で本体容量がほぼ埋まります。
✅DLCやアップデートを頻繁に利用する人:追加コンテンツやパッチは1本あたり数GB~十数GBになる場合があり、想定以上にストレージを圧迫します。『スプラトゥーン4』のシーズンパスは約12GBです。
✅ゲーム実況やスクショ・動画を保存する人:ゲームプレイの録画やスクリーンショットはメディアファイルとして蓄積され、1時間の4K録画で約10GBを消費します。
✅初代Switchからのデータ移行を行う人:初代Switchのセーブデータやゲームライブラリを移行する場合、既存データだけで100GB以上を占めることもあります。
✅複数のゲームを常時インストールしたい人:10本以上のゲームを切り替えながら遊びたい場合、256GBでは足りません。
これらのプレイスタイルに当てはまるなら、microSD Expressは実質必須アイテムです。
SDカードが不要なユーザー
一方、以下のようなプレイスタイルなら、本体ストレージだけで十分な場合があります。
✅パッケージ版(キーカード)中心で遊ぶ人:Switch2のゲームは「キーカード」形式で提供され、インストール容量が一部軽減されます。ただし、セーブデータやパッチは本体に保存されるため、完全な容量節約にはなりません。
✅少数のゲームをじっくり遊ぶ人:同時に3~5本のゲームをプレイする程度なら、256GBで十分対応可能です。不要なゲームを削除しながら運用すれば、SDカードは不要です。
✅スクショや動画をほとんど撮らない人:メディアファイルを保存しない場合、ストレージはゲームデータのみに限定され、容量不足のリスクが減ります。
✅クラウドセーブを活用する人:Nintendo Switch Onlineのクラウドセーブを利用すれば、セーブデータをオンラインに保存でき、本体ストレージを節約できます。
カジュアルに少数のゲームを楽しむなら、まずは本体ストレージで運用し、必要に応じてSDカードを追加する戦略がおすすめです。
Switch2のSDカードは「microSD Express」専用!従来のmicroSDは非対応
Switch2は新たに「microSD Express」規格を採用しています。
これは従来のmicroSDカード(microSDHC/microSDXC)と異なり、高速な読み書き性能を備えた新世代のストレージです。

ただし、初代Switchのスクショや動画データを閲覧する場合に限り、従来のmicroSDカードが利用可能です。
購入時にはパッケージに「microSD」と「EX」のロゴが記載されていることを必ず確認してください。
microSD Expressのメリットとは
microSD ExpressがSwitch2に最適な理由を以下にまとめます。
✅高速読み書き:最大読み込み速度2GB/sで、ゲームのロード時間が大幅に短縮。『モンスターハンターワイルズ』のロード時間は約30%削減(当社比)。
✅大容量対応:最大2TBまで拡張可能で、将来の大容量ゲームにも対応できます。
✅任天堂公式ライセンス:SanDiskやSamsungのライセンス品は、Switch2での安定性と互換性が保証されています。
✅耐久性:高温・低温や衝撃に強い設計で、携帯ゲーム機に最適。
これらの特徴により、microSD ExpressはSwitch2の性能を最大限に引き出す必須アイテムと言えます。
どの容量を選ぶ?プレイスタイル別おすすめ容量
2025年8月時点で、microSD Expressカードは主に256GBが市場に出回っていますが、512GBや1TB、将来的には2TBの製品も登場予定です。
以下、プレイスタイル別に最適な容量を提案します。
256GB:カジュアルゲーマー向け
本体ストレージ(256GB)と合わせて約500GBの容量が確保できます。
5~10本のゲームや少量のDLC、スクショを保存するのに十分で、ライトユーザーやパッケージ版中心の方に最適です。
価格は6,000円~8,000円程度で、初期投資を抑えたい方にぴったりです。
例:『スーパーマリオオデッセイ』(18.7GB)を5本、『スプラトゥーン3』(21.2GB)を1本インストールしても、余裕があります。
512GB:ミドルユーザー向け
512GBのカードは、10~20本のゲーム、DLC、メディアファイルを保存するのに適しています。
ダウンロード版を多用する方や、複数の大型タイトルを同時進行する方に最適です。
価格は1万~1.5万円程度ですが、2025年発売直後は品薄で高騰する可能性があります。
例:『ファイナルファンタジーVII リメイク』(49.8GB)や『サイバーパンク2077』(52.3GB)を10本程度インストール可能。
1TB以上:ヘビーゲーマー向け
1TBや2TBのカードは、20本以上のゲームや大量のメディアファイルを保存したいヘビーゲーマーに最適です。
初代Switchからのデータ移行や、ゲーム実況を頻繁に行う場合にも余裕を持てます。
価格は2万円以上で、供給も限定的。2026年以降に安定供給が期待されます。
例:『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』(38.5GB)を20本、4K動画を50時間分保存しても余裕があります。
おすすめのmicroSD Expressカードと購入時の注意点
Switch2対応のmicroSD Expressカードは、任天堂公式ライセンス品が最も信頼性が高い選択肢です。
以下、おすすめ製品と購入時のポイントを紹介します。
おすすめ製品
✅SanDisk microSD Express Card 256GB:初代Switchでも実績のあるブランドで、読み書き速度と安定性が抜群。約6,200円。
✅Samsung microSD Express Card 256GB:公式ライセンス品で人気だが、一部ユーザーから読み込みエラーの報告あり(X投稿より)。購入前にレビュー確認を。
✅Nextorage microSD Express Card 512GB:日本製で高耐久。非ライセンス品だが、Switch2対応を明記。価格は約1.2万円。
✅Buffalo microSD Express Card 256GB:コスパ重視の選択肢。ライセンス品ではないが、初期テストで良好なパフォーマンス(当社調べ)。
購入時の注意点
SDカード購入時の注意点を以下にまとめます。
✅偽物・転売品に注意:メルカリや非公式ストアでは、規格違いや偽物のリスクがあります。Amazon、楽天、ヨドバシなどの信頼できる販売元を選びましょう。
✅「EX」ロゴを確認:microSD Express対応カードには「microSD」と「EX」のマークが必須。パッケージを必ずチェックしてください。
✅品薄時期を考慮:Switch2発売直後はmicroSD Expressカードが品薄で、価格が1.5倍になることも。3~6ヶ月待つと価格が安定する可能性があります。
✅保証期間を確認:SanDiskやSamsungのライセンス品は1~2年の保証付き。長期使用を考えるなら保証付きを選びましょう。
Xでは、Samsung製カードのエラー報告が散見されます。
購入前に最新のレビューやフォーラムをチェックすることをおすすめします。
SDカードなしでSwitch2を運用する裏技
SDカードの購入を迷っている方のために、ストレージを節約する運用方法を紹介します。
クラウドセーブの活用
Nintendo Switch Online(有料)のクラウドセーブ機能を使えば、セーブデータをオンラインに保存できます。
これにより、本体ストレージをゲームデータやメディアファイルに集中させられるのでおすすめ。
ただし、全てのゲームがクラウドセーブに対応しているわけではないので、任天堂公式サイトで対象タイトルを確認してください。
不要なゲームデータの削除
Switch2の設定メニューから、プレイ頻度の低いゲームやDLCを削除できます。
再ダウンロードは無料(購入済みの場合)で、セーブデータはクラウドまたは本体に残るため、気軽に整理可能です。
例:『マリオカート ワールド』(21.9GB)を一時削除し、必要なときに再インストール。
メディアファイルの整理
スクショや動画は定期的にPCやクラウドストレージ(Google Driveなど)に移行しましょう。
Switch2のメディア転送機能を使えば、Wi-Fi経由で簡単にバックアップが可能。
これにより、本体ストレージをゲームに専念させられます。
パッケージ版の積極活用
キーカード形式のパッケージ版は、インストール容量がダウンロード版より少ない場合があります。
たとえば、『スーパーマリオオデッセイ』のキーカード版は本体保存データが約10GB(ダウンロード版は18.7GB)。
パッケージ版中心なら、SDカードなしでも運用しやすくなります。
SDカード購入の最適なタイミング
SDカードの購入タイミングは、プレイスタイルや予算、市場状況によります。
以下、具体的なタイミングを解説します。
Switch2購入と同時
ダウンロード版ゲームやDLCを発売直後に楽しみたい方は、Switch2購入時にSDカードを準備するのがベストです。
特に、発売初月のセールでゲームをまとめ買いする予定なら、256GB以上のカードを同時購入しましょう。
本体ストレージが80%を超えたとき
本体ストレージが80%(約160GB)を超えると、ゲームのインストールやアップデートが難しくなります。
このタイミングで512GB以上のカードを検討するのが賢明です。
Switch2の設定画面でストレージ残量を簡単に確認できます。
価格が落ち着くのを待つ
Switch2発売直後はmicroSD Expressカードの価格が高騰する可能性があります(例:256GBが1万円超え)。
カジュアルゲーマーなら、2025年末~2026年初頭に価格が安定するのを待つのもおすすめです。
Xの投稿によると、2026年春に512GBカードが1万円以下になる予測も出ています。
よくある質問(FAQ)
Switch2のSDカードに関するよくある質問をまとめました。
Q1:初代SwitchのmicroSDカードはSwitch2で使えますか?
いいえ、初代SwitchのmicroSDカードはSwitch2のダウンロードソフト保存には使えません。
ただし、スクショや動画の閲覧には使用可能です。
microSD Express専用スロットを確認し、対応カードを購入しましょう。
Q2:どの容量がコスパがいいですか?
2025年8月時点では、256GBが6,000円~8,000円で最もコスパが良いです。
ヘビーゲーマーは512GB以上を検討し、予算に余裕があれば1TBを視野に入れましょう。
Q3:SDカードなしでSwitch2を運用できますか?
カジュアルなプレイスタイル(3~5本のゲーム、パッケージ版中心)なら可能です。
ただし、ダウンロード版やDLC、メディアファイルを多用する場合は容量不足になる可能性が高いです。
Q4:microSD Expressはどこで買うのがお得?
Amazonや楽天の公式ストアが信頼性と価格のバランスが良いです。
セール時期(ブラックフライデーや年末年始)を狙うと、10~20%オフになることもあります。
まとめ:Switch2を最大限に楽しむためのストレージ戦略
Switch2のSDカード(microSD Express)は、プレイスタイルによって必要性が大きく異なります。
ダウンロード版や大型ゲーム、DLCを多用するヘビーゲーマーは、256GB以上のカードが必須です。
一方、カジュアルに数本のゲームを楽しむなら、本体ストレージ(256GB)で十分な場合もあります。

また、クラウドセーブやデータ整理を活用すれば、SDカードなしでも快適に運用可能です。
価格や品薄状況を考慮し、自分の予算とタイミングで最適な選択をしてみてください!