最終更新日 2025年6月1日
中古のPS4は価格が安いため魅力的ですが、「やめたほうがいい」と言われる理由をご存知ですか?
故障リスクやサポートの問題、付属品の欠品など、購入前に知っておくべきポイントが多数あります。
この記事では、中古PS4のリスクや注意点、賢い選び方、さらには新品やPS5との比較まで、徹底的に解説します。
失敗を避けたい方は、ぜひ最後までお読みください。
目次
中古PS4が「やめたほうがいい」と言われる理由
中古PS4の購入を検討する際、なぜ「やめたほうがいい」と言われるのか、その背景を理解することが重要です。
以下で、具体的な理由を詳しく見ていきましょう。
1. 本体の状態が保証されない
中古PS4は、前の所有者がどのように使用していたか不明です。
長時間の連続使用や不適切な保管により、内部の部品が劣化している可能性があります。
例えば、ディスクドライブの読み込み不良、冷却ファンの異音、電源ユニットの不調などがよく報告されています。
これらは外見では判断しづらく、購入後に発覚することが多い問題です。
新品のPS4なら初期不良に対するメーカーの1年間保証が付いていますが、中古品は保証期間が短いか、場合によっては全くありません。
修理費用が高額になる場合、初期の安さが帳消しになることも。
こうしたリスクは、中古購入の大きなデメリットです。
2. 公式修理サポートの終了リスク
PS4は2013年に発売され、2025年現在、すでに10年以上が経過しています。
ソニーの公式修理サポートは一部地域で継続中ですが、部品の在庫が減少しつつあり、修理受付が終了する可能性が高まっています。
特に、PS4 Proや初期モデルは部品供給が限定的で、修理不能になるケースが増えています。
中古品を購入した場合、故障時に修理が受けられないリスクはさらに高まります。
修理費用が新品購入と同等、またはそれ以上になることもあり、コスト面でのメリットが薄れる可能性があります。
この点は、中古PS4を検討する上で特に注意が必要です。
3. 付属品の欠品や劣化
中古PS4を購入すると、コントローラー、HDMIケーブル、電源ケーブルなどの付属品が欠品している場合があります。
また、付属品が揃っていても、コントローラーのスティックが摩耗していたり、ケーブルが断線寸前だったりするケースも少なくありません。
これにより、追加でアクセサリーを購入する必要が生じ、結果的にコストがかさむことがあります。
さらに、中古ソフトが付属している場合、ディスクに傷があったり、ダウンロード版のライセンスが使用済みだったりする可能性も。
これらの問題は、購入後に気づくことが多く、返品が難しい場合もあります。
4. 改造品や偽物のリスク
中古市場では、まれに改造されたPS4や偽物が出回ることがあります。
改造品は、内部のファームウェアが改変されている場合があり、オンライン機能が使えない、またはアカウントがBANされるリスクがあります。
また、非純正部品が使用された偽物は、動作が不安定で故障しやすい傾向があります。
特に、フリマアプリやオークションサイトでの個人間取引では、こうしたリスクが高まります。
信頼性の低い出品者から購入すると、大きな損失を被る可能性があるため、注意が必要です。
中古PS4購入でよくある失敗例
中古PS4を購入して後悔した人の体験談から、具体的な失敗例を紹介します。
これらを知ることで、同じ過ちを避けられるでしょう。
失敗例1:購入後すぐに故障
あるユーザーは、フリマアプリで安く購入したPS4が、1か月でディスク読み込みエラーを起こしたと報告しています。
修理に出そうとしたところ、ソニーの公式サポートが終了しており、修理費用が高額に。
結局、新品を購入し直したため、初期の安さが無意味になりました。
このようなケースは、中古品の動作確認が不十分だったり、保証がない場合に起こりがちです。
オンライン購入では特に、返品が難しいことも多く、泣き寝入りになるリスクがあります。
失敗例2:付属品が欠品で追加出費
「本体のみで安い!」と購入したPS4が、コントローラーやHDMIケーブルなしで届いたケースもよくあります。
別途購入した結果、新品と同等のコストがかかったという声も。付属品の確認を怠ると、こうした失敗に繋がります。
また、コントローラーが付属していても、スティックの摩耗やボタンの反応不良で使い物にならない場合も。
こうした問題は、事前の確認で防げる場合があります。
失敗例3:オンライン機能が使えない
中古PS4の中には、前の所有者が改造を施していたため、PlayStation Network(PSN)への接続が制限されたケースもあります。
オンラインゲームを楽しむ予定だったユーザーは、大きな失望を味わうことに。
特に、個人間取引で購入した場合、こうした問題の責任を追求するのは困難です。
中古PS4を購入する際の注意点
リスクを理解した上で中古PS4を購入したい方のために、失敗を最小限に抑えるための注意点を詳しく解説します。
1. 信頼できる販売店を選ぶ
中古PS4を購入するなら、ゲオ、ブックオフ、ソフマップなどの大手リサイクルショップやゲーム専門店がおすすめです。
これらの店舗は、動作チェック済みの商品を販売しており、30日~90日の保証期間が付く場合があります。
一方、フリマアプリやオークションは価格が安い反面、リスクが高いため、慎重な判断が必要です。
オンライン購入の場合は、Amazonの「コンディション良好」商品や、信頼性の高い出品者を選ぶのが安全です。
販売店のレビューや返品ポリシーを確認し、信頼できる店舗を選びましょう。
2. 本体の状態を詳細に確認
中古PS4を購入する際は、以下のポイントをチェックしましょう。
- ディスクドライブ:ディスクの読み込みや排出に問題がないか。
- 冷却ファン:異音や過熱がないか。ファンの埃詰まりは故障の原因に。
- コントローラー:スティックやボタンの反応が正常か。摩耗がないか。
- 付属品:HDMIケーブル、電源ケーブル、説明書が揃っているか。
- 外観:傷や汚れが少なく、清潔に保たれているか。
店舗で購入する場合は、実際に動作確認をお願いするのが理想です。
オンライン購入の場合は、商品説明や写真を慎重に確認し、質問があれば出品者に問い合わせましょう。
3. 保証期間の有無をチェック
中古品でも、短期間の保証(30日~90日)が付いている場合があります。
保証があれば、初期不良に対応してもらえるため安心です。
逆に、保証がない場合は、故障時のリスクを自分で負うことになるため、慎重に検討してください。
保証期間や条件は販売店によって異なるので、購入前に必ず確認しましょう。
保証書やレシートの保管も忘れずに。
4. モデルごとの特徴を理解する
PS4には、初期モデル(CUH-1000シリーズ)、Slimモデル(CUH-2000シリーズ)、Proモデル(CUH-7000シリーズ)があります。
それぞれの特徴を理解し、自分の用途に合ったモデルを選ぶことが重要です。
- 初期モデル:価格は安いが、消費電力が高く、ファンの音が大きい場合も。
- Slimモデル:省電力で静音性が高い。カジュアルなゲームに最適。
- Proモデル:4K対応で高性能だが、部品供給が少ないため修理が難しい。
例えば、4Kテレビで高画質を楽しみたいならProモデル、コストを抑えたいならSlimモデルが適しています。
用途に応じて選びましょう。
中古PS4と新品PS4、PS5の比較
中古PS4のリスクを考えると、新品PS4やPS5の購入も選択肢として検討する価値があります。
以下で、それぞれのメリット・デメリットを比較します。
中古PS4のメリット・デメリット
メリット
- 価格が安い(新品の半額以下になることも)。
- 在庫が豊富で、すぐに手に入る。
- ソフトがセットで付いている場合があり、お得感がある。
デメリット
- 状態が保証されない(故障リスクが高い)。
- 修理サポートが終了する可能性。
- 付属品の欠品や劣化リスク。
- 改造品や偽物の可能性。
新品PS4のメリット・デメリット
メリット
- メーカーの1年間保証が付く。
- 状態が確実に良好で、初期不良の心配が少ない。
- 最新のファームウェアが適用済み。
デメリット
- 価格が高い(中古の2~3倍の場合も)。
- 在庫が減少傾向(生産終了が近い)。
- PS5に比べ、将来性が低い。
PS5のメリット・デメリット
メリット
- PS4ソフトのほぼ全てが互換性あり。
- ロード時間が短く、グラフィックが向上。
- 長期的な修理サポートとアップデートが期待できる。
- PS5専用タイトルに対応。
デメリット
- 価格が高い(中古PS4の3~4倍)。
- 在庫が不安定な場合がある。
- PS4に比べ、初期投資が大きい。
価格を最優先するなら中古PS4、安心感や保証を重視するなら新品PS4、将来性を考えるならPS5がおすすめです。
自分の予算やプレイスタイルに応じて選びましょう。
中古PS4の購入をやめたほうがいい人
以下のような方は、中古PS4の購入を避けたほうが無難です。
- 長期間使いたい人:PS4はサポート終了が近く、修理が難しい場合も。
- オンラインゲームを重視する人:改造品や不具合品だとPSN接続に問題が出る可能性。
- 保証を重視する人:中古品は保証が短いか、ない場合が多い。
- 最新ゲームを遊びたい人:PS5専用タイトルが増える中、PS4では対応できないゲームも。
こうした方は、新品PS4やPS5を検討するか、信頼性の高い販売店で保証付きの中古品を選ぶのが賢明です。
中古PS4を安全に購入するための5つのステップ
中古PS4を購入する決心がついた場合、以下のステップを踏むことでリスクを最小限に抑えられます。
ステップ1:予算と用途を明確にする
まず、どのくらいの予算で、どんなゲームをプレイしたいかを決めましょう。
カジュアルなゲームならSlimモデル、4Kや高性能を求めるならProモデルが適しています。
用途を明確にすることで、適切なモデルを選べます。
ステップ2:信頼できる販売店をリサーチ
ゲオ、ブックオフ、ソフマップ、Amazon(保証付き中古)など、信頼性の高い販売店を選びましょう。
フリマアプリを利用する場合は、出品者の評価やレビューをチェックし、商品説明が詳細なものを選びます。
ステップ3:商品の詳細を確認
商品ページで以下の情報を確認してください。
- モデル番号(CUH-1000、2000、7000など)。
- 付属品の有無(コントローラー、ケーブルなど)。
- 保証期間の有無と期間。
- 動作確認済みかどうか。
- 外観の状態(傷や汚れの有無)。
写真が複数掲載されている商品や、詳細な説明があるものを優先しましょう。
ステップ4:購入前に質問する
オンライン購入の場合、出品者に質問して不明点を解消しましょう。
例えば、「ディスク読み込みは正常か?」「ファンの音は問題ないか?」など、具体的な確認が重要です。
店舗購入なら、スタッフに動作確認を依頼してください。
ステップ5:購入後の動作チェック
商品が届いたら、すぐに以下の動作確認を行いましょう。
- ディスクの読み込み・排出テスト。
- コントローラーのボタン・スティックの反応確認。
- PSNへの接続テスト(オンライン機能の確認)。
- ファンの音や本体の発熱チェック。
問題があれば、保証期間内に販売店に連絡してください。
レシートや保証書は必ず保管しましょう。
PS5への移行を検討する理由
中古PS4のリスクを考慮すると、PS5への移行も魅力的な選択肢です。
以下に、PS5を検討すべき理由を詳しく解説します。
1. PS4ソフトの高い互換性
PS5は、PS4ソフトのほぼ全てをプレイ可能です。
一部のタイトルを除き、PS4のゲームをそのまま楽しめます。
さらに、PS5ではロード時間が短縮され、グラフィックやフレームレートが向上する「ブーストモード」対応タイトルも多いです。
これにより、中古PS4を買うよりも快適なゲーム体験が得られます。
2. 長期的なサポートとアップデート
PS5は最新機種のため、ソニーの修理サポートやファームウェアアップデートが長期間続く見込みです。
PS4はサポート終了が近いため、長期的に見るとPS5のほうが安心です。
特に、オンラインゲームや新作タイトルを遊びたい場合、PS5は必須と言えるでしょう。
3. PS5専用タイトルの魅力
今後、PS5専用タイトルが増える傾向にあります。
例えば、『Demon’s Souls リメイク』や『Spider-Man 2』など、PS4ではプレイできないゲームが多数登場しています。
最新ゲームを楽しみたいなら、PS5への投資は将来性を考えると賢い選択です。
4. 周辺機器の進化
PS5のコントローラー(DualSense)は、触覚フィードバックや適応型トリガーなど、PS4のDualShock 4に比べて大幅に進化しています。
これにより、ゲームの没入感が向上。
PS4の中古コントローラーの摩耗リスクを考えると、PS5の新品コントローラーは大きなメリットです。
中古PS4購入時のよくある質問
中古PS4購入に関するよくある質問をまとめました。購入前に参考にしてください。
Q1:中古PS4の価格相場は?
2025年現在の相場は、モデルや状態により異なります。
初期モデルで1万円~1.5万円、Slimモデルで1.5万円~2万円、Proモデルで2万円~3万円程度。
付属品の有無や保証期間で価格が変動します。
フリマアプリではさらに安い場合もありますが、リスクも高まります。
Q2:中古PS4でオンラインゲームは問題なく遊べる?
正常な本体であれば、PSNに接続してオンラインゲームをプレイ可能です。
ただし、改造品やBANされた本体では接続できない場合があります。
購入前にPSN接続の確認を販売店に依頼しましょう。
Q3:中古PS4の寿命はどれくらい?
中古PS4の寿命は使用状況によりますが、適切にメンテナンスされた本体なら2~3年は使用可能な場合も。
ただし、前の所有者の使用状況が不明なため、寿命は保証できません。
定期的な清掃や適切な保管で寿命を延ばせます。
まとめ:中古PS4は慎重に選ぶか、PS5を検討
中古PS4は価格の安さが魅力ですが、故障リスク、付属品の欠品、サポート終了の可能性など、多くのデメリットがあります。
「やめたほうがいい」と言われる理由を理解し、信頼できる販売店を選び、本体の状態や保証をしっかり確認することが重要です。
一方で、長期的な利用や最新ゲームを考えるなら、PS5への移行もおすすめです。
PS4ソフトの互換性やサポートの継続性を考慮すると、PS5はコスパが良い選択肢になる場合も。
自分の予算、プレイスタイル、リスク許容度に応じて、最適な選択をしてください。
この記事が、中古PS4購入の参考になれば幸いです。
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