最終更新日 2025年8月21日
2024年11月7日に発売されたPS5 Pro。
従来のPS5との違いが気になっている人も多いはずです。
PS5 Proはグラフィック性能の大幅強化、ストレージ容量の増加、AI技術の採用など、さまざまな進化を遂げています。

そこでこの記事では、PS5 ProとPS5の違いを徹底比較し、初心者からコアゲーマーまでわかりやすく、性能、価格、選び方のポイントを解説します。
PS5 Proの購入を検討している方、PS5で十分か悩んでいる人は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
PS5 ProとPS5の違い:10のポイントで徹底解説
PS5 ProとPS5の違いを、以下10のポイントで詳しく解説します。
これを読めば、どちらが自分に最適かがわかるはずです!
1. グラフィック性能:PS5 Proの圧倒的な進化
PS5 Proの最大の特徴は、GPU(グラフィック処理装置)の大幅な強化です。
PS5のGPUは10.28 TFLOPSに対し、PS5 Proは16.7 TFLOPS(最大18.05 TFLOPS)。
コンピュートユニット数が67%増加し、メモリ速度も28%向上しています。

PS5では「画質優先モード」(4K/30fps)か「パフォーマンス優先モード」(1080p/60fps)の選択が必要でしたが、PS5 Proでは4K解像度で60fps以上を安定して出力可能です。
たとえば、『Marvel’s Spider-Man 2』や『モンスターハンターワイルズ』のようなPS5 Pro Enhanced対応タイトルでは、滑らかで美しい映像を体験。街中の反射や遠景のディテールが際立ちます。
グラフィックにこだわるゲーマーにとって、PS5 Proは大きな魅力。4Kテレビやゲーミングモニターの性能を最大限に引き出します。
2. レイトレーシング:光と影の表現がリアルに
PS5 Proはレイトレーシング性能が2~3倍高速化し、光の反射、影の描写、透過表現がより現実的に表現されます。
たとえば、ガラスに映る光や水面の反射が、より自然で没入感のあるものに。
PS5でもレイトレーシングは対応していましたが、処理速度の限界から一部のゲームでは制限がありました。

『グランツーリスモ7』では、車のボディに周囲の景色がリアルに映り込み、雨天時の路面反射も滑らか。
『Horizon Forbidden West』では、植物や水辺の表現が一段と美しくなります。
映像美を重視するプレイヤーにとって、PS5 Proは大きな進化を実感できるでしょう。
3. AI超解像技術(PSSR):鮮明な映像を実現
PS5 Proには、PlayStation Spectral Super Resolution(PSSR)が搭載。
AIベースのアップスケーリング技術で、低解像度の映像を分析し、細部のディテールを補完、4Kや最大8Kの鮮明な映像を実現します。
PS5では、ネイティブ4Kで描画する際、処理負荷が高いゲームではフレームレートが不安定になる場合も。

たとえば、テクスチャの細かいディテール(岩肌や布の質感)が、PS5 Proではシャープになり、8Kテレビを持っている場合、PS5 Proの真価を発揮します。
対応タイトルは発売時点で限られますが、今後増える予定。将来を見据えた投資としても魅力的です。
4. ストレージ容量:2TBで余裕のゲームライフ
PS5 Proのストレージは2TB。PS5の1TB(初期モデルは825GB)の2倍です。
システム領域を除いた実容量は、PS5が約848GBに対し、PS5 Proは約1.8TB。
たとえば、『Call of Duty: Black Ops 6』は約150GB、『ファイナルファンタジーVII リバース』は約145GBと、現代の大型タイトルは100GBを超えることも多く、この差は大きいです。

複数のゲームを常時インストールしたい方、DLCやアップデートを頻繁に利用する方にとって、別途SSD増設の手間やコストを省けるので、PS5 Proのストレージは魅力的。
ストレージ不足に悩まされた経験があるなら、PS5 Proは快適なゲーム環境を提供します。
5. 価格:PS5 Proは高額だが価値はある?
PS5 Proの価格は119,980円(税込)、PS5はディスクドライブ搭載モデルが79,980円、デジタルエディションが72,980円。
PS5デジタルエディションとの価格差は約47,000円、ディスクドライブを別途購入(11,980円)すると、価格差は約51,980円になります。
この価格差に見合うかどうかは、プレイスタイル次第。

たとえば、PS5は2023年のブラックフライデーで約5,000円値引きされた実績があり、こうしたセールを狙えば、さらに安く購入可能。
予算が限られているなら、PS5が現実的です。
価格と性能のバランスを考慮し、どちらが自分に合うか見極めましょう。
6. ディスクドライブ:PS5 Proはデジタル専用
PS5 Proはディスクドライブ非搭載のデジタルエディションのみ。
パッケージ版ソフトやブルーレイをプレイしたい場合は、別売りのディスクドライブ(11,980円)が必要です。
PS5にはディスクドライブ搭載モデルとデジタルエディションの2種類があります。

たとえば、PS5の中古ソフトはオンラインストアで3,000円程度から購入可能で、デジタル版より安い場合も多いです。
一方、ダウンロード版中心のプレイヤーなら、PS5 Proの仕様でも問題なく、PlayStation Storeでの購入がスムーズ。
ゲームの購入スタイルを考慮し、ディスクドライブの必要性をチェックしましょう。
7. Wi-Fi規格:PS5 ProはWi-Fi 7に対応
PS5 Proは最新のWi-Fi 7に対応。PS5はWi-Fi 6です。
Wi-Fi 7は通信速度が最大46Gbps(理論値)で、Wi-Fi 6の9.6Gbpsを大きく超えます。
マルチリンクオペレーションにより、複数の帯域(2.4GHz、5GHz、6GHz)を同時に利用可能です。

ただし、Wi-Fi 7の恩恵を受けるには対応ルーターが必要、2025年時点ではWi-Fi 7ルーターは高価で、一般家庭にはWi-Fi 6が主流。
Wi-Fi 6でも十分な速度が出るため、差を感じにくい場合もあります。
高速インターネット環境を整えている方、将来の通信技術を見据える方には、PS5 Proが有利です。
8. 冷却性能とデザイン:PS5 Proの進化
PS5 Proは冷却システムが改良され、ファンの騒音が低減。
PS5の初期モデルでは、負荷の高いゲームでファンの音が気になる場合がありましたが、PS5 Proでは静音性が向上しています。
デザイン面では、PS5 ProはPS5 Slimをベースにしたスリムな外観、ディスクドライブ非搭載モデルはコンパクトで、設置スペースを節約できます。

冷却性能の向上により、長時間のプレイでも安定したパフォーマンスを発揮し、『エルデンリング』のような高負荷なゲームでも、快適にプレイできます。
静かな環境でゲームを楽しみたい方、デザイン性を重視する方にも、PS5 Proは魅力的です。
9. 電力効率:PS5 Proの省エネ性能
PS5 Proは電力効率が向上、GPUやCPUの最適化により、PS5と同等の性能で消費電力が約10%削減されています。
たとえば、PS5の最大消費電力が約200Wに対し、PS5 Proは約180W(公式発表値)。
長時間プレイするゲーマーや、電気代を節約したい方にとって、この差は地味ながら重要。

環境に配慮した設計も、PS5 Proの魅力で、エコ意識が高い方にもおすすめです。
ただし、PS5も十分な電力効率を持ち、ライトなプレイヤーなら差を感じにくいかもしれません。
10. ゲーム互換性とアップデート対応
PS5 ProとPS5は、ゲーム互換性がほぼ100%。
PS5用ソフトおよびPS4ソフトの全てがPS5 Proでプレイ可能です。
既存のゲーム資産を無駄にせず、安心して移行できます。

たとえば、『サイバーパンク2077』や『The Last of Us Part II』は、アップデートでレイトレーシングやフレームレートが強化されます。
一方、PS5でもこれらのタイトルは十分な品質でプレイ可能で、新作ゲームのほとんどは両機種に対応するため、互換性で悩む必要はありません。
ゲームライブラリを活用したい方、将来のアップデートを見据える方にとって、どちらも安心の選択肢です。
PS5 ProとPS5:どっちを買うべき?
PS5 ProとPS5のどちらを選ぶべきかは、プレイスタイル、予算、ゲーム環境によります。
以下に、どんな人にどちらがおすすめかを整理しました。
PS5 Proがおすすめな人
✅グラフィックにこだわりたい人:4K/60fps以上やレイトレーシングの強化を求めるなら、PS5 Proが最適。PS5 Pro Enhanced対応タイトルで最高の映像体験が得られます。
✅大容量ストレージが必要な人:2TBのストレージは、複数の大型タイトルやDLCをインストールする方にぴったり。SSD増設の手間を省けます。
✅最新技術を体験したい人:PSSRやWi-Fi 7など、先端技術に興味がある方に魅力的。8Kテレビや高速ルーターを持っているなら、さらに価値が上がります。
✅本格ゲーマー:『モンスターハンターワイルズ』や『アサシン クリード シャドウズ』のような高負荷なゲームを最高設定で遊びたい方に最適。
PS5がおすすめな人
✅コスパを重視する人:PS5は約4万円安く、セール時にはさらにお得。ほとんどのゲームを高品質で楽しめます。
✅パッケージ版を愛好する人:ディスクドライブ搭載モデルなら、中古ソフトやコレクションを楽しめます。コストを抑えたい方に最適。
✅ライトゲーマーや家族で遊ぶ人:4Kテレビがなくても、PS5の性能で十分満足。カジュアルなプレイにぴったりです。
✅すぐに遊びたい人:PS5は供給が安定しており、入手しやすい。PS5 Proは発売直後で在庫が不安定な場合も。
PS5 ProとPS5のスペック比較表
一目でわかる比較表を用意しました。購入の参考にしてください。
項目 | PS5 | PS5 Pro |
---|---|---|
価格(税込) | 79,980円(ディスク) / 72,980円(デジタル) | 119,980円(デジタル) |
GPU性能 | 10.28 TFLOPS | 16.7 TFLOPS(最大18.05 TFLOPS) |
ストレージ | 1TB SSD | 2TB SSD |
レイトレーシング | 対応 | 2~3倍高速化 |
解像度 | 最大4K | 最大8K |
フレームレート | 最大120fps | 60fps以上安定 |
Wi-Fi | Wi-Fi 6 | Wi-Fi 7 |
ディスクドライブ | 選択可 | 非搭載(別売り可) |
消費電力 | 約200W | 約180W |
冷却性能 | 標準 | 改良(静音性向上) |
この表を見ると、PS5 Proの進化ポイントが明確。
グラフィック、ストレージ、冷却性能が特に優れています。
PS5 Pro Enhancedとは?対応タイトルをチェック
PS5 Pro Enhancedは、PS5 Proの性能を最大限に活かすために最適化されたゲーム。
2025年5月時点で128タイトル以上が対応。代表的なタイトルは以下の通りです。
✅モンスターハンターワイルズ:4K/60fpsで広大なフィールドを滑らかに
✅Marvel’s Spider-Man 2:レイトレーシングで都市の反射がリアルに
✅ファイナルファンタジーVII リバース:PSSRでテクスチャが鮮明
✅グランツーリスモ7:リアルな光と影の表現
✅Horizon Forbidden West:自然環境のディテールが向上
✅アサシン クリード シャドウズ:歴史的背景が美しく
✅サイバーパンク2077:アップデートでPS5 Pro対応
これらのゲームでは、4Kで高フレームレート、レイトレーシングの強化、PSSRによる高解像度が体験可能。
対応タイトルは今後も増える予定です。
好きなゲームが対応している場合、PS5 Proの購入を検討する価値があるので、公式サイトで最新リストを確認しましょう。
PS5 ProとPS5の共通点
PS5 ProとPS5には、以下の共通点があります。
どちらを選んでも基本的なゲーム体験は変わりません。
✅ゲーム互換性:PS5用ソフトおよびPS4ソフトのほぼ全てが両機種でプレイ可能。既存のゲーム資産を活用できます。
✅コントローラー:DualSenseコントローラーを採用。触覚フィードバックやアダプティブトリガーの操作感は同じです。
✅ユーザーインターフェース:UIやPlayStation Plus、PS Storeのサービスは共通。使い勝手に差はありません。
✅PSVR2対応:両機種ともPSVR2に対応。VRゲームを楽しみたい方にも安心です。
これらの共通点により、PS5からPS5 Proへの移行がスムーズ。
ゲーム環境を変えたくない方にもおすすめです。
PS5 Proの実際のユーザー評価は?Xでの声
XでPS5 Proのユーザー評価を調査(2025年5月時点)。以下のような声が見られました。
「PS5 Proで『モンスターハンターワイルズ』をプレイしたら、グラフィックの美しさに感動!ロード時間も速い。」
「価格は高いけど、2TBのストレージは本当に便利。ゲーム入れ替えの手間がなくなった。」
「PS5でも十分キレイだけど、レイトレーシングの差は大きい。8KテレビだとPS5 Proの価値がわかる。」
一方で、「PS5で満足してるから、Proはまだいいかな。価格がネック。」という意見があり、コスパを重視する声も多いです。
これらの声から、PS5 Proはグラフィックやストレージを重視するユーザーに高評価とわかります。
予算に余裕がない場合は、PS5でも十分満足できるようです。
まとめ:PS5 ProとPS5、どちらを選ぶ?
PS5 ProとPS5の違いを10のポイントで解説しました。
グラフィック、レイトレーシング、PSSR、ストレージ、価格、ディスクドライブ、Wi-Fi、冷却性能、電力効率、互換性が主な違いです。

PS5はコスパ重視、ディスク派、ライトゲーマーに適しています。
好きなゲームがPS5 Pro Enhancedに対応しているか、4K/8Kテレビを持っているか、ストレージの必要量なども考慮してみてください!