最終更新日 2025年8月20日
PlayStationシリーズの人気モデル、PS4 ProとPS5。どちらを購入するか迷っている方も多いのではないでしょうか?
今回の記事では、スペック、価格、デザイン、ゲーム体験、互換性など、PS4 ProとPS5の違いを徹底解説します。

読み終わる頃には、どちらを選ぶべきか明確になるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
PS4 ProとPS5の基本スペックを比較
PS4 ProとPS5の違いを理解する上で、まず注目すべきはハードウェアのスペックです。
以下に、主要な仕様を比較表でまとめました。
項目 | PS4 Pro | PS5 |
---|---|---|
CPU | AMD Jaguar 8コア(2.1GHz) | AMD Zen 2 8コア(最大3.5GHz) |
GPU | AMD GCN 4.2 TFLOPS | AMD RDNA 2 10.28 TFLOPS |
ストレージ | 1TB HDD(換装可能) | 825GB SSD(拡張可能) |
RAM | 8GB GDDR5 | 16GB GDDR6 |
最大解像度 | 4K(チェッカーボード方式) | 8K(ネイティブ対応) |
フレームレート | 最大60fps(一部タイトル) | 最大120fps(対応タイトル) |
PS5は、CPUとGPUの性能がPS4 Proを大きく上回ります。
特にGPUは約2.5倍の演算能力を持ち、グラフィックの描画力や処理速度が向上。
PS4 Proは4K対応ですが、チェッカーボード方式(擬似4K)を使用するタイトルが多く、PS5のネイティブ4Kや8K対応に比べると見劣りします。

たとえば、『スパイダーマン:マイルズ・モラレス』では、PS5だと数秒でマップ移動が完了するのに対し、PS4 Proでは20秒以上かかることもあります。
RAMもPS5は16GBと、PS4 Proの2倍。
これにより、マルチタスクや大規模なゲームデータの処理がスムーズになり、ゲームの安定性も向上しています。
デザインとサイズ:設置性と見た目の違い
PS4 ProとPS5は、デザインやサイズ感でも大きく異なります。
PS4 Proは、シンプルで角張ったデザインが特徴で、コンパクトな印象。
一方、PS5は白と黒のツートンカラーを基調とした未来的な曲線デザインで、存在感があります。
具体的なサイズは以下の通りです。
✅PS4 Pro:約295mm×55mm×327mm、重さ約3.3kg。
✅PS5(ディスクドライブ搭載モデル):約390mm×104mm×260mm、重さ約4.5kg。
✅PS5(デジタルエディション):約390mm×92mm×260mm、重さ約3.9kg。
PS5はPS4 Proに比べて一回り大きく、設置スペースを考慮する必要があります。
特に、縦置きと横置きの両方に対応しているものの、大きさゆえにテレビ台やラックに収まらない場合も。
PS4 Proはコンパクトで設置しやすい点がメリットです。
デザイン面では、PS5の未来的な見た目は賛否両論。

設置場所や部屋の雰囲気に合わせて選ぶのも一つのポイントです。
価格比較:コストパフォーマンスを考える
価格は購入時の大きな決め手です。
PS4 Proの発売時価格は約39,980円(税抜)でしたが、2025年現在、中古市場やセールで2万円台で購入可能な場合も。
一方、PS5は以下の通りです。
✅PS5(ディスクドライブ搭載モデル):49,980円(税抜)
✅PS5(デジタルエディション):39,980円(税抜)
PS5は高性能なハードウェアを搭載しているため、価格に見合った価値があります。
ただし、PS4 Proは中古や値下げ品を活用すれば、予算を大幅に抑えられる点が魅力。

PS5のデジタルエディションは、ディスクドライブがない分安価ですが、中古ゲームやディスク版の利用ができないため、ランニングコストが高くなる可能性も。
ゲーム購入のスタイルに応じて選びましょう。
グラフィックとゲーム体験:次世代の違い
PS5の最大の魅力は、圧倒的なグラフィック性能です。
PS5はレイトレーシング技術を搭載し、光の反射や影の表現が実写に近いレベル。
たとえば、『Demon’s Souls』のリメイクでは、ダンジョンの暗闇や金属の質感が驚くほどリアルに描かれます。

フレームレートも大きな違いで、PS5は最大120fpsに対応し、対応タイトルでは滑らかな動きを実現。
『Call of Duty』や『Forza Horizon 5』のような高速アクションゲームでは、PS5のヌルヌル感が際立ちます。
一方、PS4 Proは最大60fpsで、一部タイトルでは30fpsに制限されることも。
動きの滑らかさを求めるなら、PS5が圧倒的に有利です。
さらに、PS5はHDR(ハイダイナミックレンジ)対応が強化されており、色彩やコントラストが豊かです。
4Kや8Kテレビを持っている場合、PS5のグラフィックは最大限に活かされます。
PS4 ProもHDRに対応していますが、処理能力の違いから、PS5ほどの鮮やかさは得られません。
コントローラー:DualShock 4 vs DualSense
コントローラーの進化も、PS4 ProとPS5の大きな違いです。
PS4 Proの「DualShock 4」は、シンプルで直感的な操作性が特徴。
タッチパッドやライトバーなど、当時としては革新的な機能を備えていました。

たとえば、『Astro’s Playroom』では、雨粒の感触や風の動きを振動でリアルに再現。
アダプティブトリガーは、ゲーム内のアクションに応じてL2/R2ボタンの抵抗感が変化し、弓を引く力や銃の反動を体感できます。
DualSenseは人間工学に基づいたデザインで、手にフィットしやすい点も好評。
長時間のプレイでも疲れにくい設計です。DualShock 4も使いやすいですが、DualSenseの新機能はゲーム体験を一変させる魅力があります。
ロード時間の劇的短縮:SSDの威力
PS5のSSDは、ゲーム体験を大きく変える要素の一つ。
PS4 ProのHDDでは、ゲームの起動やマップ移動に30秒以上かかることも珍しくありません。
対して、PS5のSSDは読み込み速度が圧倒的に速く、ロード時間が数秒に短縮。

この差は、オープンワールドゲームやアクションRPGで特に顕著。
頻繁なロードが必要なゲームでは、PS5の快適さが際立ちます。
PS4 ProでもHDDをSSDに換装可能ですが、PS5の専用設計SSDには敵いません。
ストレスのないゲーム体験を求めるなら、PS5が断然おすすめです。
互換性:PS4のゲームはPS5で遊べる?
PS5は、PS4のゲームとの高い後方互換性を誇ります。
PS4のディスク版やデジタル版のゲームの99%以上がPS5でプレイ可能。
ただし、ディスク版をプレイするには、PS5のディスクドライブ搭載モデルが必要で、デジタルエディションでは、ダウンロード版のみ対応します。

たとえば、『ゴースト・オブ・ツシマ』はPS5でプレイすると、60fpsで安定し、ロード時間も大幅に短縮されます。
ただし、一部のPS4タイトルは互換性に制限があるため、購入前に公式サイトで確認することがおすすめ。
PS4 Proでは、PS5専用タイトルはプレイできません。
PS5専用ゲームが増える2025年以降、PS4 Proの将来性は徐々に低下する可能性があります。
PS Plusとサービスの違い
PS4 ProとPS5では、PlayStation Plus(PS Plus)のサービス内容にも違いがあります。
PS5では「PS Plusコレクション」が提供され、PS4の名作18タイトル(『Bloodborne』、『The Last of Us Remastered』など)を追加費用なしでプレイ可能。
このサービスは、PS5ユーザー向けの特典として好評です。

2025年現在、PS Plusは「エッセンシャル」「エクストラ」「プレミアム」の3プランがあり、特にプレミアムではクラウドストリーミングやクラシックゲームのライブラリが利用可能。
PS5はこれらのサービスを最大限に活用できる設計になっています。
PS Plusのサブスクリプション料金は、PS4 ProとPS5で共通ですが、PS5の方が新しい機能やタイトルをフルに楽しめるため、加入する価値が高いと言えます。
PS5の2モデル:通常版とデジタルエディション
PS5には、ディスクドライブ搭載の通常版と、ディスク非対応のデジタルエディションがあります。
以下に、それぞれの特徴を詳しく比較します。
PS5 通常版の特徴
✅PS4のディスク版ゲームやPS5のディスク版をプレイ可能。
✅中古ゲームを購入でき、コストを抑えられる。
✅Ultra HD Blu-ray対応で、4K映画鑑賞も可能。
✅デジタルエディションより1万円高い。
✅サイズが大きく、設置スペースが必要。
PS5 デジタルエディションの特徴
✅価格が安く、デザインがスリム。
✅ゲームの物理的な収納スペースが不要。
✅発売日0時からすぐにダウンロードしてプレイ可能。
✅ディスク版ゲームやBlu-ray映画は利用不可。
✅中古ゲームが購入できないため、ゲーム代が高くなる可能性。
ディスク版ゲームや映画を楽しみたい方は通常版、ダウンロード版だけで十分な方はデジタルエディションがおすすめ。
プレイスタイルや予算に応じて選びましょう。
消費電力と静音性:快適さの違い
PS4 ProとPS5は、消費電力や静音性にも違いがあります。
PS4 Proの消費電力は最大310Wで、負荷が高いゲームではファンの音が目立つことが。
特に、長時間のプレイでは本体の発熱も気になるところ。

PS5は大型の冷却ファンとヒートシンクを搭載し、高負荷時でも静かに動作。
静かな環境でゲームを楽しみたい方には、PS5が有利です。
ただし、PS5のサイズが大きい分、冷却のためのスペース確保が必要で、設置環境によっては、PS4 Proのコンパクトさが有利になる場合もあります。
ゲームライブラリの違い:2025年の状況
2025年現在、PS4 ProとPS5のゲームライブラリには明確な違いがあります。
PS4 Proは、PS4の豊富なタイトル(約4,000本以上)に対応し、名作やインディーゲームを幅広く楽しめるのが特徴。
しかし、PS5専用タイトルはプレイできません。

2026年には、『グランド・セフト・オートVI』など、PS5の性能を活かした大型タイトルが続々登場予定。
これらのゲームは、PS4 Proではプレイできないため、最新ゲームを遊びたいならPS5が必須です。
また、PS5はクロスジェネレーションタイトル(PS4とPS5両方で発売されるゲーム)でも、グラフィックやロード時間の面で優位となっています。
PS4 ProとPS5、どっちを選ぶべき?
PS4 ProとPS5のどちらを選ぶかは、予算、プレイスタイル、求めるゲーム体験によって異なります。
以下に、選び方のポイントをまとめました。
PS4 Proがおすすめな人
✅予算を抑えたい方(中古やセールで安価に購入可能)。
✅4Kテレビを持っていない、または4Kで十分な方。
✅PS4の豊富なゲームライブラリをメインに楽しみたい方。
✅最新のグラフィックやロード時間にこだわらない方。
PS5がおすすめな人
✅最新のグラフィックや120fpsの滑らかな動きを体験したい方。
✅PS5専用タイトルや次世代ゲームを遊びたい方。
✅DualSenseの触覚フィードバックやアダプティブトリガーを体感したい方。
✅ロード時間を最小限に抑え、快適にゲームを楽しみたい方。
長期的には、PS5の方が新作ゲームやサービスのサポートが続くため、将来性が高いです。
PS4 Proは現時点でも十分な性能を持ちますが、2025年以降はPS5専用タイトルが増えるため、PS5を選ぶ方が賢明かもしれません。
まとめ:あなたに最適なコンソールは?
PS4 ProとPS5の違いを、スペック、デザイン、価格、グラフィック、コントローラー、ロード時間、互換性、サービス、ゲームライブラリなど多角的に比較しました。
PS5は次世代のゲーム体験を提供する高性能コンソールで、最新技術をフル活用したい方に最適。
一方、PS4 Proはコストパフォーマンスに優れ、PS4の豊富なゲームを楽しみたい方に適しています。

ただし、予算が限られている場合や、PS4の名作をじっくり遊びたい場合は、PS4 Proも魅力的な選択肢です。
あなたのニーズに合わせて、最適なコンソールを選んでください!